大反魂草 |
オオハンゴンソウ、落語に出てくるみたいな名前ですね。一般にはハナガサギクとかルドベキアと言います。前に話題になった「黒い目のスーザン brack eyed Susan」がこれです。村岡訳では原書のままゴールデン・グローとなっていました。 「もう一瞬というそのとき、ドレイク嬢が血もこごえるような悲鳴を上げたので、……アンはベンチのわきに生えているゴールデン・グローの繁みの中に万年筆を取り落とし、呆然と、相手を眺めた。」「アンの幸福」三年目の章の始めの方で、双子の子守を押し付けられたアンが百科事典の押し売りにあい、ちょうどその時… というところです。 2005年6月、山梨県甲府市にて
by ましう
No.72
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2005/10/05
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ブルーベル |
「どんな小棚にもほたるぶくろがさしてあり、炉格子の暗い両隅には燃えるような黄色いけしをもりあげた壺が飾ってあった。」(「アンの青春」17章) このほたるぶくろは原書では blue bell となっていますから、日本のホタルブクロ(蛍袋)とは違います。 写真左はブルーベルの仲間、イワシャジン。右がホタルブクロ。参考までに。 左2005年10月神代植物園、右2005年6月東京都清瀬市にて。
by ましう
No.70
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2005/10/05
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シオン |
「アンの青春」6章の始めのところに出てきます。「秋のきりん草とくすんだ青色のしおんが両側に咲く間を、さんさんと日の光をあびて、道は続いていた。」(神山妙子訳) 和名は紫苑ですね。 2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう
No.68
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2005/10/05
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ヒース |
「アンの愛情」6章でプリシラはヒースは全アメリカ大陸の中で二か所しか生えていない、と言っていますが、実は北米東岸にはスコットランドからの移民が持ち込んで、あちこちで野生化しているそうです。「ジェーン・エア」や「嵐が丘」をはじめとして、英国を舞台にした小説にはよく出てきますので、アンが夢中になったのもわかります。写真はエリカですが、これもヒースの仲間。 2005年10月神代植物園(東京都調布市)にて
by ましう
No.67
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2005/10/05
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ティーローズ |
クイーン学院を卒業してグリーンゲイブルズに帰ってくるアンのために、マリラがバラをいけておいてくれます(赤毛のアン36章)。村岡訳だと「こうしんばら(庚申薔薇)」と書かれていますが、原書では tea rose。香りの良いバラのことですが、ここではそのティーローズの元になった、中国の原種のバラをお見せします。 2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう
No.66
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2005/10/05
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黄色のダリヤ |
おまたせしましたぁ。これが石の家の結婚式(アンの青春30章)に出てきた黄色のダリヤです。提供者はハリソン夫人。エイブおじさんの大嵐のせいで、その夏はアボンリー中が花不足だったそうですよ。 2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう
No.65
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2005/10/05
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セージ |
「わたくしたちはサルビアのほうが好きですよ」(丘の家のジェーン29章)このサルビアは花壇に植える赤い花のサルビアではなくて、ハーブのセージのことです。同じ仲間なのでよく見ると花は似ています。 2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう
No.64
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2005/10/05
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マツムシソウ |
「なんだっておまえはまつむし草なんか欲しがるのかいジェーン? いやな名前じゃないか−−毛虫のような感じがしてさ。」(丘の家のジェーン33章) ジェーンの父が彼女のために花壇に植えてくれた花です。最近、花屋さんでスカビオサの名前で売られています。日本でも八ケ岳あたりに野生の花が見られます。 2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう
No.63
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2005/10/05
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リラ |
英語でライラック。フランス語でりら、わたし大好きです。 「赤毛のアン」では、アンがグリーンゲイブルズで迎えた最初の朝、むせるような甘い匂いが窓の下から漂ってきますし、アンがマリラに身の上話をするシーンでは、アンの生家にはこの花が咲いているだろうと語ります。 1990年6月、プリンスエドワード島サマーサイドにて。
by ましう
No.57
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2005/10/05
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薄荷 |
うすに、ではありません。ハッカと読みます。英語ではミント。色々な種類がありますが、どれも爽やかな香りがあります。 村岡訳では「赤毛のアン」の最後のページに「風はそよ吹き、はっかの香りがただよってきた」としか書かれていませんが、原書ではその少し前に、マリラとアンは夕暮れの薄荷の香りが漂うグリーンゲイブルズの戸口に座るのが好きだった、と書かれています。 2005年9月、東京都武蔵野市にて
by ましう
No.62
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2005/09/28
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ペチュニア |
日本でもよく見られる夏の花。和名はツクバネアサガオ(筑波嶺朝顔)といいますが、筑波山とも朝顔とも何の関係もないナスやトマトの仲間。サフィニアは大手酒造の名付けた商品名です。 「アンの愛情」公園の章、アンがパティの家を見つけるところで出てきます。 2005年8月、東京都東久留米市にて。
by ましう
No.56
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2005/09/17
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林檎 |
りんご、リンゴ、林檎。この花がどこに出てくるかは説明の必要もないでしょう。 これはグリーンゲイブルズの林檎の木。グリーンゲイブルズには、林檎の木が二本ありますが、どちらもかなりの老木で、かつてこの屋敷に果樹園があったころの名残だと言われていてます。 1985年6月撮影。
by ましう
No.55
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2005/09/17
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