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赤毛のアンの舞台 プリンスエドワード島

赤毛のアンシリーズの主な舞台となった場所は、カナダの東部プリンスエドワード州プリンスエドワード島。
州都はシャーロットタウン。
Prince Edword Island の頭文字をとって P.E.I.と称されます。
作者のモンゴメリーは故郷のこの島を「世界一美しい場所」と呼び、「アン」も一生この島を離れることはありませんでした。
アンが住むアヴォンリーは、キャベンディッシュをモデルにした架空の村です。
ちなみに、日本との時差は12時間(サマータイム時)なので、文字盤の時計なら変更する必要がありません。^^
カナダとプリンスエドワード島
プリンスエドワード島に旅行に行った折、管理人は重要な事に気づきました。
日本人は、カナダの歴史ってほとんど知らない!・・・気づくのが遅かった。
ここはこう、あそこはこう、と言われても初めて聞く言葉だったり人の名前ばかり。
かろうじて、カナダ第一代目の首相のサー・ジョン・A・マクドナルドだけは、「赤毛のアン」の中でマリラが演説を聴きに行ったエピソードがあって「あそこに書かれている人のこと」と教えられて「ほうっ」と納得できたけど、あとは全くわからずじまい。
海外に行く時は、やっぱりその国の事を勉強して行かないといけませんね。

カナダはアメリカ大陸の一部ですので、当然ですが島には先住民が暮らしていました。
その後もアメリカ同様ヨーロッパからの移民があって、独立をめぐるかなりきなくさい歴史を抱えています。

プリンスエドワード島の地名

誰もが密かに抱いている疑問・・・「エドワード王子」って誰?
イギリスのエドワード・オーガスタス(1767〜1820)王子のことで、彼の名前にちなんだ「プリンスエドワード」は他にもいくつかあるようです。
ちなみに、エドワード王子は一度もプリンスエドワード島を訪れなかったとかで、私だったら「マイ・アイランド」として別荘なんかも作っちゃって優雅に過ごすのにと思うと、王子さまの考える事は庶民にははかりしれません。

それから、州都のシャーロットタウンの「シャーロット」というのも人の名前で、エドワード王子の実のお母上で、ジョージ三世の王妃シャーロットからきています。

プリンスエドワード島の赤い土

プリンスエドワード島の土は鉄分を多く含んでいるので赤く見えます。海岸の土は、水分を含んでいるのでもっと赤く見えます。
赤い道 ですが、島内の道は徐々に舗装されているので、広い赤い道はあまり残っていないようです。
右の写真は、某テレビ局のスタッフさんが探し出した、貴重な「バスでも入れる広い赤い道」との事です。
青い空と緑の木々と赤い道。コントラストがとてもキレイですね。

この赤い土のおかげで、島は「じゃがいも」の特産地。
収穫が終わった畑に取り残されたじゃがいもは、誰でも持って行っていいんだそうですけど、本当に人の畑に入って採って行く人がいるかどうかは、さだかじゃありません。
島には超有名なファーストフードのポテトフライ工場もあり、ここでポテトフライになったじゃがいも達は、他の国にも輸出されるんだそうです。